無呼吸の責任部位が明確な場合に適応されます。小児の睡眠時無呼吸症候群の大半は扁桃肥大が原因で、そのため扁桃摘出術が有効です。全身麻酔で行う手術です。成人の場合は、責任部位が明確でないことが多く、また肥満を合併されているケースも多いため、手術適応には慎重な判断が必要です。また肥満合併の重症の方の場合は、手術そのもののリスクが高いことも念頭においておく必要があります。ただCPAPやマウスピースで治療を行う場合でも鼻の通気が良好なことが、より不快感を減少させるため、また鼻詰まりが無呼吸の悪化要因になっているケースもあり、鼻の治療には積極的に取り組む事が必要です。耳鼻科手術を考慮される場合は、いびき/睡眠時無呼吸症候群を専門にされている耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。
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