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CPAPを使うことによって、熟睡ができるようになり、昼間の眠気から解放され、仕事や運転などでも眠気がなく集中できるようになることが多いです。日本では、健康保険で中等症以上の睡眠時無呼吸症候群の方が保険適応ですが、無呼吸が軽症であっても、日中眠気が強い方は、健康保険適応外であっても試みてみるべき治療法であると思います。重症の患者さんの場合は虚血性心臓病や脳血管障害による死亡のリスクを軽減することができると報告されています。治療効果は、翌朝から劇的な効果を実感できる場合もありますが、そうでなくても徐々に効果を体感できる方が多いです。導入当初のマスクや、空気圧の違和感などは、個人差がありますが、たとえ当初違和感が強くても徐々に慣れてしまうことが多いです。治療成功のカギは、適正な空気圧設定とマスク選択/フィッティングで、そのため専門医療機関を受診し睡眠ポリグラフ下で適正圧を設定/効果確認することが重要です。 |
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